キュウマ
1 名前: ○話 アティorレックス 投稿日: 2003/08/06(水) 23:58
□キュウマ夜会話


2 名前: 4話 アティ 投稿日: 2003/08/19(火) 06:23
アティ 色々ありましたけどこれで
    ようやく仲良くなれそうですね

キュウマ 貴方ならば、きっかけさえあれば
     誰が相手でも、うち解けられるでしょうね…
     ミスミ様もそうです
     すっかり、貴方を気に入られたご様子で

アティ キュウマさんはあの方に仕えるシノビなんですよね?

キュウマ いえ…
     正確には、違います

アティ え…?

キュウマ いずれ、ミスミ様が
     お話になられることになるでしょう
     ただ、あの方たちを
     守っていくことに
     迷いなどありません
     そのためだけに、自分は
     護人となることを望んだような
     ものですから…

 なんだか、フクザツ
 な事情があるみたい
 ですね…


3 名前: 5話 アティ 投稿日: 2003/08/19(火) 06:25
キュウマ そうですか…
     ミスミさまが、貴方に
     そんなことを…

アティ はい、本当に
   キュウマには感謝して
   いるって言ってました

キュウマ それが、リクト様の遺言
     でしたから…

アティ 遺言?

キュウマ 妻と、お腹の子を
     守って、鬼妖界へと
     帰してやってくれ
     リクトさまは
     そう言って、自分を
     逃がしたのです
     たた1人で、敵陣を
     引き受けて…

アティ …っ

キュウマ 自分が生き恥を
     さらしているのは
     遺言を果たすためです
     その時までは
     絶対に死ねません
     ですから…
     帝国の兵たちにも負けられ
     ません  たとえ、相手が貴方の知己でも…

アティ 大丈夫です!
   まだ、必ず戦うって
   決まったわけじゃ
   ないですもの
   なんとか話をして
   戦わずにすませられる
   ようにしてみせます

 彼女だったら
 きっとわかってくれる
 きっと…!


4 名前: 6話 アティ (獣・鬼ルート) 投稿日: 2003/08/19(火) 06:28
アティ 前にミスミさまが
    言ってたんですけど
    あの人が、本当は
    とんでもなく強いって
    冗談…ですよね?

キュウマ 本当ですよ

アティ ええっ!

キュウマ もともと、あの御方はリクト様と
      競うほどの腕前をもった、女武者
      だったのですから

アティ それじゃ、私と同じ
    だってことですね?

キュウマ まぁ、ある意味では
      そうですね…
      ミスミ様は、風を操り
      武器とする術を得意と
      しておられました
      おまけに長刀を持てば
      並の男など、歯牙にも
      かけぬ強さでした

アティ すごい…

キュウマ 風を使うミスミ様と
      雷を呼ぶリクト様
      お二人が治めることから
      あの集落は風雷の郷と呼ばれる
      ようになったのです

アティ あの、キュウマさん
    さっきの、遺跡での話
    なんですけど…

キュウマ すいません
      そのことについては
      忘れてください

アティ はっ?

キュウマ ヤッファ殿に知られてしまった
      以上、自分は何らかの形で罰を
      うけるでしょう
      そうなった時、貴方に
      累が及んでしまうのは
      不本意なのです…

アティ キュウマさん…

キュウマ お許しください…

アティ いいんですよ!それより
    私にできることがあったら
    遠慮しないで言って下さい
    私のせいで、貴方が
    罰を受けるのなんて
    おかしいですから

キュウマ アティ殿…
      その言葉だけで
      自分には充分です

 キュウマさん…


5 名前: 7話 アティ 投稿日: 2003/08/19(火) 06:30
キュウマ 帝国軍を率いている
      彼女は、ある意味
      尊敬に値しますね
      国に殉じ、誇りに殉じ
      己の責務を全とうする
      彼女の口にした思想は
      シルターンでは美徳と
      されるものです

アティ うん、軍人としては
    アズリアの考え方って
    立派だと思います

キュウマ ですが、貴方がそれに
      合わせる必要はないと
      自分も思いますよ

アティ キュウマさん…

キュウマ 唯一の正義など
      この世のどこにも
      存在しません
      人それぞれに理想が
      あり、信念があり
      願いがある
      それを貫き、生きて
      いくことこそが
      なにより尊いんです
      これは、ミスミさまの
      受け売りですけどね

 あきらめないことが
 尊い、か…


6 名前: 8話 アティ 投稿日: 2003/08/19(火) 06:31
キュウマ 顔色もよさそうで
      なによりです

アティ ありがとう
    わざわざ、様子を見に
    来てくれて

キュウマ いえ、この程度のこと
      貴方の苦労に比べたら
      なんでもありませんよ
      それにしても、まさか
      あの者が、犯人だとは
      うかつでした…

アティ 仕方ないですよ
    自分で火をつけて消したなんて
    普通は考えませんから…

キュウマ そうかもしれません
      ですが…
      本来、シノビである自分こそが
      いち早くあのカラクリに
      気づくべきだったのです
      どうにも、自分は
      そうした駆け引きに
      弱すぎる…

アティ 別に気に病むこと
    じゃないと思いますよ

キュウマ え?

アティ 誰かを疑うことなんて
    下手のままでも
    いいって私は思うし
    疑いだしたら
    それこそ、キリなんて
    ないですよ
    それで全てを信じられなくなる
    くらいなら、私は、だまされて
    損をするほうでいいです

キュウマ アティ殿…

アティ それは、もちろん、損なんて
    しないですむに越したことは
    ないですけどね

 それを怖がってたら
 多分、なにも信じられ
 なくなるって、私は
 思ってるから…