EDスレ
- 1 名前: 攻略キャラ名 アティorレックス 投稿日: 2003/08/12(火) 00:57
- 個別スレが最終話まで進んでない場合は
エンディングはこちらにお願いします。
基本的にsage進行がいいかと。
- 2 名前: ファルゼン レックス @ 投稿日: 2003/08/16(土) 07:51
- ファリエル:それじゃあ、
結果のほうは
ばっちりだったわけですね?
レックス:うん、おかげさまで
ウィルは
無事に合格できたよ
ファリエル:おめでとうございます
レックス:ありがとう・・・って
がんばったのは、俺じゃなくて
あの子なんだけどね
ファリエル:あ、そうでした・・・
レックス:保護者として、入学式にも
参列してきたんだけどさ
あの子、新入生の総代として
挨拶することを、俺に内緒に
していたから、驚いたよ
ファリエル:すごいじゃないですか!?
レックス:立派に挨拶を読みあげる
あの子の姿を見てたらさ
なんか、昔の自分の姿を
思い出して、ちょっとだけ
泣けちゃったなぁ・・・
ファリエル:学校かぁ・・・
私、行ったことないから
ちょっと憧れちゃいますね
レックス:長期休暇になったら
こっちに遊びに来るから
よろしくだってさ
きっと、みやげ話を
たくさん、もってきて
くれると思うよ
ファリエル:楽しみだなぁ・・・
レックス:その頃には、カイルたちも
また、島に顔を出すって
言っていたから・・・
よかったら、ファリエルも
工船都市まで、一緒に迎えに
いかないか?
ファリエル:え? ええっ!?
レックス:剣の持ち主である、俺が
一緒なら、島の外に出ても
不自由はないんだろう?
見てほしいんだよ
俺たちが暮らしてきた
海の向こうに広がってる
色んな場所をさ・・・
ファリエル:レックス・・・
レックス:きっと、楽しい旅になる
はずだからさ?
ファリエル:行きます、行きます!
連れてってください!!
うれしいな・・・
- 3 名前: ファルゼン レックス A 投稿日: 2003/08/16(土) 07:52
- レックス:だけど、こうして星空を
見あげていると、すごく
実感できるよ・・・
本当に、俺・・・
帰ってきたんだなあ、って
ファリエル:ええ、そうですとも
帰ってきたんです
みんなも、この日が来るの
ものすごく、楽しみに
していたんですよ
レックス:歓迎会のはしゃぎっぷりを
見れば、よくわかるよ
放っておいたら、みんな
朝まで、騒いでそうな勢い
だったもんなぁ・・・
ファリエル:食べたり、飲んだりできない
立場としては、ものすごーく
うらやましかったですよ
思わず、クノンと二人で
しみじみ、苦労話をして
盛り上がっちゃいましたよ
レックス:あははは・・・
ファリエル:でも、いいんです
みんなが、はしゃぎ疲れたり
酔い潰れちゃったおかげで
えへへ・・・
こうやって、二人っきりに
なれちゃったし・・・
レックス:・・・だね?
ファリエル:のんびりしてくださいね
・・・って、言いたいところ
なんですけど・・・
きっと、しばらくの間は
大忙しになっちゃいますね
レックス:ああ、やりたいことだって
たくさん、あるしね
学校も、早く再会したいし
ジャキーニさんに任された
畑の世話だってしなくちゃ
ファリエル:でも、あんまり無茶ばかり
したら、いけませんよ?
ずっと、ここで暮らすのなら
ひとつずつ順番にやっていけば
いいんですし・・・
レックス:でもさ、ずっと楽しみに
してたから、つい、はりきり
たくなっちゃうんだよなぁ
うーん・・・
早く、明日にならないかなぁ
ファリエル:あはははっ
うん、そういうところ
ちっとも変わってないなあ
心配して・・・
損しちゃった・・・
レックス:ファリエル・・・
ファリエル:ずっと、不安でした・・・
本当に帰ってきてくれるのか
心配で、怖かった・・・
あはははっ、バカですよね?
約束してくれたのに、勝手に
不安になっちゃって・・・
レックス:ハイネルさんの前で
約束したからね
君と俺、二人で一緒に
幸せになるって・・・
ファリエル:あ・・・
レックス:これからは、ずっと
こうやって、君のことを
支えてみせるから
だから、もう・・・
心配しないで・・・
ファリエル:うん・・・
うれしいです・・・
貴方の温もりが・・・
優しさが・・・
レックス:ファリエル・・・
ファリエル:おかえりなさい・・・
レックス・・・
大好き・・・(ボイス)
- 4 名前: アティ アズリア@ 投稿日: 2003/08/16(土) 14:46
- そして…
私は、帰ってきた…
夢の続きを…
かなえるために…
ギャレオ:隊長、そろそろ
船が出る時間です。
アズリア:わかった
ギャレオ:海を見ていたのですか?
アズリア:ああ、しばらくは
この景色を見ることも
できなくなるからな。
ギャレオ:自分は、今でも
軍法会議の決定に納得
できません…
末端とは言え
海戦隊では正規の部隊
を率いていたはずの隊長が
陸戦隊の…
しかも聖王国国境の
警備隊に転属される
だなんて…。
あそこは退役間近の
兵のための閑職じゃ
ありませんか!?
アズリア:そう言うな、ギャレオ
護送していた魔剣を
2本とも失ったうえに
部隊を全滅させられたんだ
軍籍を抹消されずに
すんだだけ、マシだと
私は思っているんだぞ
ギャレオ:隊長…
- 5 名前: アティ アズリアA 投稿日: 2003/08/16(土) 14:46
- アズリア:数々の軍功を重ねた
レヴィナス家の名前が
あればこそ、この程度
ですんだのだろうな…
父や縁者達には
いずれ、正式に謝罪を
しなければなるまい
ギャレオ:く…っ
せめて証人として
あの者を呼ぶことが
できたなら…
アズリア:そんなことをすれば
あいつは、間違いなく
島に帰れなくなる
そっとしておいて
やりたかったんだよ
あいつも…
あの島も…
お前も、それを承知で
事情聴取のとき、口裏を
合わせてくれたんじゃ
なかったのか?
ギャレオ:それはそうですが
しかし…
アズリア:どんな閑職であろうとも
国を、民を守るための
任務に違いはない
恥ることなく、勤め
を果たしていけばいい
それが軍人としても
私のほこりなのだから
間違っていると思うか?
ギャレオ:いえ…
アズリア:なら、いいじゃないか
SE:船笛
アズリア:さあ、行くとしよう
もう一度、初めから
やり直すために
ギャレオ:はッ!
(ボイス):私は私の道を行こう、
お前がくれた、この思い出を胸に…
- 6 名前: カイル アティ @ 投稿日: 2003/08/16(土) 16:13
- アティ:進路はよし、左舷よし
右舷よし、後方もよし
・・・っと!
アティ:ん・・・っ
ふわあぁぁ・・・っ
アティ:今日も、いい天気
ですねぇ・・・
スカーレル:ねえ、異常はなあい?
アティ:はい、おかしなことは
特にないみたいです!
ソノラ:ごくろうさまぁ!
だったら、降りてきて
いいんだよぉ!
アティ:はーい、もうすこし
ここでひなたぼっこを
したら、戻りまーす!
カイル:あいつ、すっかり
見張り台がお気に入り
みてえだな?
スカーレル:あの場所に立つと
周りの海が、自分を
包み込んでくるような
気がするんですって
ソノラ:なんか、わかるなあ
あたしも最初の頃は
そうだったもん
ソノラ:高いところから見ると
同じ景色でも、違って
見えて、なんか気分が
いいんだよね?
- 7 名前: カイル アティ A 投稿日: 2003/08/16(土) 16:16
- スカーレル:ソノラの場合は、単に
高いところが好きって
だけじゃないの?
ソノラ:へ?
カイル:ほら、猫とナントカは
高いところが好きって
こった
スカーレル:そうそう♪
ソノラ:んもぉっ!
二人とも、それって
どういう意味よぉ!!
カイル:わはははははっ!
そう、むくれんなって
ソノラ:ぶーぶー!
スカーレル:ま、なんにしろ
よかったじゃない?
スカーレル:こうして、センセが
アタシたちの航海に
つきあってくれて
ソノラ:そだね・・・
カイル:ベルフラウも
長期休暇になったら
絶対、迎えに来いって
いってたしな
スカーレル:楽しみだわねえ・・・
次に会う時には
あのコ、どれぐらい
成長してるかしら?
カイル:いいオンナになってる
ことを、俺としちゃあ
期待したいもんだな♪
ソノラ:もぉ、兄貴ってばあ
スカーレル:授業じゃ教われない
こと、いっぱい教えて
あげたいわねえ・・・
スカーレル:お化粧の仕方とか♪
男のあしらい方とか♪
ソノラ:スカーレルまで・・・
ダメだ、こりゃ・・・
- 8 名前: カイル アティ A 投稿日: 2003/08/16(土) 16:17
- アティ:・・・・・・
カイル:ちっとは面白いもの
でも、見えたか?
アティ:カイル・・・
カイル:いや、誘った手前な
退屈してたら悪いって
思ってたんでよ
アティ:そんなことないですよ
アティ:カイルの言っていた
とおりだったな
アティ:海って、本当に色々な顔を
もってるんだね・・・
カイル:日差しの加減や風向き
ひとつで、いくらでも
変わるもんだからな
カイル:今みたいに穏やかなときも
あれば、嵐になったら
そりゃあ、おっかないぜ
アティ:それでも、楽しみですよ
見たことのないものを
見られるんですもの
カイル:そうか・・・
カイル:そう言ってもらえりゃあ
こっちも、強引に誘った
甲斐があったってもんだ
アティ:でもね・・・
アティ:こうしてると、なんだか
今までの出来事が全部
夢みたいな気がするの
カイル:アティ・・・
アティ:あの時、最後の最後で
私は結局、力ずくで
ディエルゴをねじ伏せた
アティ:そうするしかなかったし
それが正しいって思ってた
- 9 名前: カイル アティ A 投稿日: 2003/08/16(土) 16:17
- アティ:でも、こうして海を見ていると
時々、胸が痛むの・・・
アティ:世界を傷つけなくては
生きてはいけない私たちが
アティ:誰も傷つけずに生きようと
するのは、絶対に不可能な
ことかもしれないって
カイル:かもしれねえな・・・
カイル:けどよ、本当にそうなのかは
とことん、やってみなくちゃ
わかんねえんじゃねえか?
アティ:え?
カイル:信じなかったら、どんな夢も
絶対にかなわねえ・・・
カイル:そう言ったのは、お前だぜ
アティ:あ・・・
カイル:結果なんて、どうでもいいさ
本当に大切なのはよ・・・
カイル:たわいない夢のために
どれだけ、アツくなれるか
それだけなんだ
アティ:カイル・・・
カイル:そうやって、人は生きてく
もんだと、俺は思うぜ
カイル:それに、夢とされちまうのは
俺としちゃあ、たまんねえぜ
カイル:俺と並んで走ってくれる
物好きなオンナは、そうそう
いねえだろうしな
アティ:あ・・・
カイル:離すもんかよ・・・
絶対にな・・・
アティ:うん・・・
カイル(音声のみ):どんな荒波だって
お前がそばにいりゃ
絶対乗り越えてみせっからよ
- 10 名前: ウィル アティ その1 投稿日: 2003/08/18(月) 01:52
- ウィル:先生!先生ってば!?
アティ:あ・・・
ウィル:道の真ん中で、ぼんやり
してたら、通行の邪魔ですよ?
アティ:ごめん、ごめん!
ウィル:そんなだから、立て看板と
正面衝突したりするんですよ
まったく・・・
アティ:あ、あれは・・・
たまたま・・・
ウィル:たまたまでも、普通の人は
ぶつかったりしません!
アティ:うう・・・っ
ウィル:で・・・
ぼんやりしてた原因は
また、あれですか?
島のみんなのこと
考えてたんでしょう
アティ:うん・・・
ウィル:ま、無理もないよね
あの島で過ごした日々に
比べたら、帝都の暮らしは
どこか、味気ないもの
僕がそう思うくらいだから
先生が、余計にそう思うのは
仕方ないって思うし
アティ:みんな、元気でやってると
いいんですけど・・・
ウィル:そうですね・・・
でも、先生は
もうすぐ、みんなに
会いに行けるじゃない?
学科試験も、戦闘実技も
予想したよりも、いい点数で
通過できたし・・・
あとは、明日の面接だけ
そしたら、家庭教師の仕事は
おしまいなんだからさ
アティ:うん・・・
最後まで、気を抜かずに
しっかりね
ウィル:さっきまで、ぼんやりしてた
先生がそう言っても、全然
説得力ないんですけど
アティ:う・・・っ
ウィル:あっははははは・・・っ
でも、こんな気持ちで
試験を受けることになる
なんて、思わなかったな
アティ:え?
- 11 名前: ウィル アティ その2 投稿日: 2003/08/18(月) 01:52
- ウィル:正直に言うとね
試験そのものには
受かる自信があったんだ
先生に教わらなくても
多分、なんとかなっていた
気がしてる
アティ:だよね・・・
実際、君はものすごく
のみこみが早かったもの
うれしい反面、思ってたの
どうして、家庭教師が必要
なのかな・・・って
ウィル:僕も、そう思ってた
何度も、父に反発したよ
そんなに、僕のことが信用
できないのか、って
アティ:それじゃ、もしかして
最初、君が反抗的な態度を
とっていたのは・・・
ウィル:今にして思えば、きっと
やつあたりだったんだろうね
自分を一人前として認めて
くれない父に、腹を立てて
すねていたんだって思う
アティ:そっか・・・
ウィル:でも、今になって
ようやく、わかったんだ
父が、貴方を
僕の家庭教師に選んだのは
間違ってなかったんだって
アティ:どうして?
ウィル:こうやって今、貴方と外を
歩いていられることが
その答えだよ
一人で試験に取り組んでたら
きっと、もっと切羽つまって
いたんだろうなって思う
アティ:あ・・・
ウィル:貴方と出会う前の僕は
結果を出すことだけを
考えて、行動していた
自分の価値観だけを
絶対と信じて、他を
認められなくて
いつも、ピリピリしてた
触れるもの全てに、牙を
むこうとする勢いで
アティ:ウィル・・・
ウィル:でも、それは
おびえている動物と
同じことだったんだね
不安で、こわくて
吠え続けることしか
自分を守る方法がない
父はきっと、そんな僕のことを
わかっていて・・・
だから、貴方を呼んだんだ
勉強だけじゃない
もっと大切なものがあるって
僕に、気づかせるために
- 12 名前: ウィル アティ その3 投稿日: 2003/08/18(月) 01:54
- アティ:ご当主の買いかぶりのような
気もするけど・・・
ウィル:つきっきりで、家庭教師を
頼んだ相手は、先生が初めて
だった、って言っても?
アティ:え!?
ウィル:それに、事実として
貴方のおかげで、僕は
変われたんだ
それだけで、充分だよ
アティ:そっか・・・
ウィル:悔しいけど、僕はまだまだ
子供なんだろうな
気持ちについていけるだけの
ゆとりが、全然、足りない
今だって・・・
どうしても伝えたいことが
あるくせに、迷ってるんだ
アティ:伝えたいことって、私に?
ウィル:・・・笑わないでくださいね
貴方のことが・・・
好きです・・・
先生と生徒としてじゃない!
一人の女性として、僕は
貴方が好きなんです!
アティ:うん・・・
なんとなくだけど・・・
わかってた・・・
君が、そういう気持ちで
私のこと、見てくれていた
ってことは・・・
ウィル:先生・・・
アティ:わかっていたくせに
ダメだな、私・・・
うまく、君の気持ちを
受け止めてあげられない
困っちゃってるよ・・・
君と、おんなじだね?
気持ちだけが空回りして
頭、いっぱいで・・・
ウィル:迷惑でうよね・・・
やっぱり・・・
アティ:そんなことない!
ウィルの気持ち、素直に
うれしいって思ってる
でも・・・
でもね・・・
時間が欲しいの・・・
自分のこと、きちんと
見つめ直すために・・・
- 13 名前: ウィル アティ その4 投稿日: 2003/08/18(月) 01:54
- ウィル:自分を、見つめ直す?
アティ:私はね、ずっと今まで
出会った全ての人を
好きになろうとしてきた
特別な人を決めるんじゃなくて
同じくらい、みんなのことを
好きになろうとしてきた
それで、いいんだって
思ってた・・・
ウィル:うん
アティ:だから、わからないの
君のことを、本当の意味で
好きなのかどうか・・・
そんな中途半端な気持ちで
返事はできないよ!
したくもない!
だから・・・っ
ウィル:わかったよ、先生
ちゃんと、貴方の気持ちは
わかったから・・・
だから、泣かないで
アティ:う、うん・・・っ
ウィル:僕の気持ちさえ
わかってくれれば
今は、それだけでいいよ
自分でも、わかってるんだ
今のままの僕じゃ、まだ
先生と、つりあわないって
アティ:ウィル・・・
ウィル:だから、待っててほしい!
僕が、ちゃんとした大人に
なる時まで・・・
だから、返事は、
その時に聞かせてください
貴方が好きだっていう
僕の気持ちは、きっと
変わらないから・・・
アティ:うん、約束するよ・・・
ウィル:ええ、約束です
いつかきっと、一人の男として貴方の前に帰ってきますから
- 14 名前: イスラ レックス 全文ボイスのみ 投稿日: 2003/08/19(火) 06:53
- ここより永遠に 〜From Zero〜
アズリア:そして・・・
私たちは今、こうして
この場所にいる・・・
はき慣れないスカートと
すこしだけ、伸ばした髪を
優しい風になびかせて
色とりどりの花の中で、
島の住人たちと、楽しげに
笑う、あの子を見守りながら
もしかすると、それはただ
逃げているだけにすぎない
のかもしれない・・・
重ねてきた罪の重さから
全ての記憶を失うことで
解放された、イスラも
その弟の世話をするという
大義名分を得て、家を捨て
軍を捨てた、この私も
とても身勝手で、卑怯な
人間なのかもしれない
でも、それでも・・・
あいつは、微笑んでくれる
暖かい笑顔で、私たちを
そっと包みこんでくれる
全ての傷が癒える時は
いつか、必ずやってくる
その時が来たら・・・
もう一度、この場所から
始めればいいのだ、と
そんな、あいつの言葉に
もう少しだけ、甘えよう
この子も、私も・・・
いつかは、きっと
風に向かって、自分の翼で
はばたいてみせるから
だから・・・
イスラ:僕達のこと、ずっと見守っていてね、先生・・・
- 15 名前: 14 投稿日: 2003/08/19(火) 07:36
- ちょっと訂正・・・。
ボイスのみはイスラ部分だけで、アズリア部分は
文章とボイスのみ、です。
- 16 名前: レックス アリーゼ その1 投稿日: 2003/08/20(水) 10:01
- 楽しき学び舎 My Dear Teacher
レックス:だからね、スバル
割り算っていうものは
必ず、割り切れるもの
じゃなくてさ・・・
スバル:でも、きちんと
半分にしなかったら
ケンカになっちゃう
じゃないか?
マルルゥ:そうですよう!
5個のダリマの実を
3人で分けるのなら
中の実の数まで数える
べきなのです!
レ:いや、そういう問題
じゃなくてさ・・・・
うーん・・・
パナシェ:先生、ここの計算って
これで合ってますか?
レ:ごめんよ、パナシェ
もうちょっとだけ
待って・・・
アリーゼ:パナシェくんのほうは
私にまかせてください
レ:ありがとう、アリーゼ
助かるよ
ア:見せてくれるかな?
パナシェくん
パ:うん、アリーゼ先生
よろしくお願いします
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
- 17 名前: レックス アリーゼ その2 投稿日: 2003/08/20(水) 10:03
- ア:明日の書き取り試験の問題
作ってみたんですけど
・・・どうでしょうか?
レ:うん・・・
こことか、この部分とか
ちょっと難しくないか?
ア:うーん・・・
試験の問題作りって
結構、大変なんですねえ
レ:簡単すぎると意味がないし
難しいと、みんなのやる気が
なくなちゃうからね
ア:試験を受ける立場の時は
考えてみたことも無かった
ですけど・・・
問題作りとか、採点とか
大変だったのは、先生も同じ
だったんですね
レ:でも、そのぶんだけ
生徒たちのがんばりを見ると
うれしくなるだろ?
ア:それ、よくわかります!
ア:マルルゥが、かけ算を暗唱
できるようになった時は
ホント、うれしかったし
レ:そういう喜びがあるから
先生って、やめられなく
なるんだよなあ・・・
ア:ゲンジ校長が言っていた
とおりでしたねぇ・・・
レ:次の季節の巡りからは
他の子供たちも、学校に
来るかもしれないってさ
ア:ホントですか?
レ:ああ、ユクレス村や風雷の郷の
お母さんたちが、ミスミさまに
お願いしに来てるんだって
そのためには、俺たちも
もっと、がんばらないとな
ア:それじゃあ、私も早く
見習いを卒業して、一人前の
先生にならなくっちゃ!
レ:うん、その意気だ!
- 18 名前: レックス アリーゼ その3 投稿日: 2003/08/20(水) 10:05
- レ:だけど、こうして星空を
見上げていると、すごく
実感できるよ・・・
本当に、俺・・・
帰ってきたんだなあ、って
ア:それは、私だって
同じ気持ちですよ
不思議ですよね・・・
軍学校の宿舎で、さみしく
なっちゃった時、真っ先に
思い浮かんできたのは
マルティーニのお屋敷じゃ
なくて、ここでの思い出
ばかりでした・・・
レ:そっか・・・
ア:あ!?もちろん
お屋敷のこと、キライだなんて
思ってないですよ!
私のワガママを許してくれた
お父さまには、本当に感謝を
してますし・・
レ:やりたいことをやりなさい
・・・そう言って、笑顔で
送り出してくれたもんな
ア:ええ、ですから、私
がんばって、絶対に立派な
先生になってみせますよ
胸を張って、お父さまに報告
できるように、自分の選んだ道で
幸せになるんですから!
レ:そうだな・・・
(一瞬、間をおいて)
俺もさ・・・
君と同じだったんだよ
ア:先生も、ですか?
レ:つい、ここでの暮らしのこと
思い出しちゃって、ぼんやり
しちゃってさ・・・
ア:もしかして、話しかけても
返事してくれなかった時って
全部???
レ:え?あ、はははは・・・
ア:もぉ・・・
ひどいですよ・・・
でも、そうなっちゃうだけの
たくさんの思い出が、ここには
ありますものね・・・
レ:ああ、その中でも
こうやって、君と二人で
この島で見た星空には
特別な思い出が、いっぱい
あるしね
ア:ですね・・・
レ:楽しい時も、苦しい時も
こんな風に、星たちと
月の光に見守られて
たくさん、たくさん
色んなことを語り合って
きたんだもんな
ア:一緒に帰ってくるって
約束した時も、こんなふうに
星がきれいでした・・・
レ:約束、守れてよかったな
お互いに・・・
ア:ええ・・・
まだまだ、私は子供ですし
色々、迷惑かけちゃうかも
しれませんけど・・・
いつかは、先生と同じように
誰かを守ってあげられる大人に
なりますから・・・
だから・・・
先生・・・
これからも、よろしく
ご指導、お願いします!
レ:ああ・・・
こちらこそ、よろしく!
アリーゼ・・・
ア:はい・・・
あなたと出会えたから、
私、こんなにも強くなれたんですよ
大好きです、先生
- 19 名前: 16 17 18 投稿日: 2003/08/20(水) 10:11
- セリフの前の「レ」はレックス、「ア」はアリーゼです。
よろしくお願いします。
- 20 名前: レックス アズリア その1 投稿日: 2003/08/20(水) 11:05
- 想い出の中で 〜Past Scene〜
そして・・・
私は帰ってきた・・・
夢の続きを・・・
かなえるために・・・
ギャレオ:隊長、そろそろ
船が出る時間です
アズリア:わかった・・・
ギ:海を見ていたの
ですか?
ア:ああ、しばらくは
この景色を見ることも
できなくなるからな
ギ:自分は、今でも
軍法会議の決定に納得
できません・・・
末端とはいえ
海戦隊では正規の部隊
を率いておられたはず
の隊長が
陸戦隊の・・・
しかも、聖王国国境の
警備部隊に転属される
だなんて・・・
あそこは、退役間近の
兵のための、閑職じゃ
ありませんか!?
ア:そういうな、ギャレオ
護送していた魔剣を
2本とも失ったうえに
部隊を全滅させたんだ
軍籍を抹消されずに
すんだだけ、マシだと
私は思っているんだぞ
ギ:隊長・・・
ア:数々の功績を重ねた
レヴィノス家の名前が
あればこそ、この程度
ですんだのだろうな
ギ:く・・・っ
せめて、証人として
あの者をよぶことが
できたら・・・
ア:そんなことをすれば
あいつは、間違いなく
島に帰れなくなる
そっとしておいて
やりたかったんだよ
あいつも・・・
あの島も・・・
お前も、それを承知で
事情徴収の時、口裏を
合わせてくれたんじゃ
なかったのか?
ギ:それは、そうですが
しかし・・・
ア:どんな閑職であろうと
国を、民を守るための
任務に、違いはない
恥じることなく、務め
を果たしていけばいい
それが、軍人としての
私の誇りなのだから
間違ってると思うか?
ギ:いえ・・・
ア:なら、いいじゃないか
- 21 名前: レックス アズリア その2 投稿日: 2003/08/20(水) 11:07
ギ:失礼ついでに・・・
もうひとつ、質問して
よろしいでしょうか?
ア:なんだ?
ギ:どうして、あの男に
貴方の想いを、告げは
しなかったのですか?
ア:・・・・・
ギ:好きだったのでしょう
ずっと、昔から・・・
ア:ああ・・・
学生の頃から
ずっと、な・・・
自分の気持ちに正直な
あいつが、憎らしくて
うらやましくて・・・
好きだった・・・
ギ:・・・・・
ア:でも、これでいいんだ
私は家を捨てられない
そして、あいつから
自由を奪いたくない
だから、いいんだ
叶わなくて・・・
(船の汽笛の音)
ア:さあ、行くとしよう
もう一度、初めから
やり直すために
ギ:はッ!
ありがとう
あなたを、好きになれて、
良かった・・・
Fin
- 22 名前: 20 21 投稿日: 2003/08/20(水) 11:27
- 何度も書き込みすいません。
「ギ」はギャレオ、「ア」はアズリアです。
どうぞよろしくお願いします。
- 23 名前: 16 17 18 投稿日: 2003/08/21(木) 01:34
- ちょっとだけ訂正させてください。
誤:楽しき学び舎 → 正:楽しき学舎
誤:問題作りとか、採点とか → 正:問題作りとか、採点とか
大変だったのは、先生も同じ 大変なのは、先生も同じ
だったんですね だったんですね
誤:え?あ、はははは・・・ → 正:え?あ、あははは・・・
訂正はこれだけです。もう一度エンディングを見て確認しました。
誤植多くてすみませんでした。
アリーゼEND、おすすめです。まだの方は、ぜひ一度見てみてくださいね。
それでは失礼します。
- 24 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/08/21(木) 03:42
- ↑細か・・・
いや、悪い意味じゃなくて
- 25 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/08/22(金) 22:10
- ソノラENDプリーズ
- 26 名前: ノーネーム 投稿日: 2003/08/23(土) 10:58
- アルディラED(レックス)をお願いプリーズ!!!!?
- 27 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/08/23(土) 23:36
- この板ってプリーズはOKなのか?
- 28 名前: レックス ソノラ-1 投稿日: 2003/08/24(日) 20:48
- レックス:進路はよし、左舷よし右舷よし、後方もよし・・・っと!
ん・・・っ ふわあぁぁ・・・っ 今日も、いい天気だな
スカーレル:ねえ、異常はなぁい?
レックス:うん、おかしなとこは特にないみたいだ!
ソノラ:ごくろうさまぁ! だったら、降りてきていいんだよぉ!
レックス:もうすこしだけここから景色を見てることにするよ!
カイル:あいつ、すっかり見張り台がお気に入りみてえだな?
スカーレル:あの場所に立つと周りの海が、自分を包み込んでくるような気がするんですって
ソノラ:なんか、わかるなあ あたしも最初の頃はそうだったもん
高いところから見ると同じ景色でも、違って見えて、なんか気分がいいんだよね?
スカーレル:ソノラの場合は、単に高いところが好きってだけじゃないの?
ソノラ:へ?
カイル:ほれ、猫とナントカは高いところが好きってこった
スカーレル:そうそう♪
ソノラ:んもぉっ! 二人とも、それってどういう意味よぉ!!
カイル:わははははっ! そう、むくれんなって
ソノラ:ぶーぶー!
スカーレル:ま、なんにしろよかったじゃない?
こうしてセンセがアタシたちの航海につきあってくれて
ソノラ:そだね・・・
カイル:アリーゼも長期休暇になったら絶対、迎えに来いっていってたしな
スカーレル:楽しみだわねえ・・・ 次に会う時にはあのコ、どれぐらい成長してるかしら?
カイル:いいオンナになってることを、俺としちゃあ期待したいもんだな♪
ソノラ:もぉ、兄貴ってばぁ
スカーレル:授業じゃ教われないこと、いっぱい教えてあげたいわねえ・・・
お化粧の仕方とか♪ 男のあしらい方とか♪
ソノラ:スカーレルまで・・・ ダメだ、こりゃ・・・
- 29 名前: レックス ソノラ-2 投稿日: 2003/08/24(日) 20:50
- レックス:・・・・・・
ソノラ:えへへ、あたしもお邪魔しちゃっていい?
レックス:ソノラ・・・
ソノラ:ほら、誘った立場としては退屈してたら悪いなあって心配でさ・・・
レックス:そんなことないさ
山で育った俺からすれば見るもの、聞くもの興味深いものばかりで
毎日が、すごく楽しいんだ
ソノラ:ああ、よかったぁ・・・
島の暮らしが、恋しくなってたら、どうしようってずっと思ってたんだよ
レックス:たしかに、あの島はもう俺たちにとっては、
第二の故郷みたいなものだからね
だからこそ、疲れた時に帰ることができればいい
今はまだ、ソノラたちと一緒に、色んな場所を見て回っていたいからさ
ソノラ:うん、そうだよね・・・
レックス:だけど・・・
こうしているとさ、今までの出来事が全部夢みたいな気がするよ
ソノラ:レックス・・・
レックス:あの時、最後の最後で俺は結局、
力ずくでディエルゴをねじ伏せた
そうするしかなかったし、それが正しいって思ってた
でも、こうして海を見てると時々、胸が痛むんだ・・・
世界を傷つけなくては生きてはいけない俺たちが
誰も傷つけずに生きようとするのは、絶対に不可能なことかもしれないって
ソノラ:かもね・・・ でもさ・・・それであきらめちゃう先生じゃないよね?
レックス:え?
ソノラ:信じなかったら、どんな夢も絶対にかなわない・・・
そう言ってたの、誰だっけ?
レックス:あ・・・
ソノラ:夢を見るのは、自由だよ 例え、
かないっこないってわかっていても・・・
それでも、がんばるから奇跡だって、起きたりするんじゃないかな?
レックス:ソノラ・・・
ソノラ:あたしは、そう思うよ
それに、夢にされちゃったらあたしは、どうなるわけ?
こんなにも幸せなのに目が覚めて、おしまいなんてそんなの納得できないもん
レックス:あ・・・
ソノラ:ずっと、一緒だよ
じゃなきゃ、思いっきり泣いちゃうからね・・・
レックス:ああ・・・
もっともっと、あなたのこと好きになるからっ!
ED名「いざ出航! 〜Bon Vayage!〜」
- 30 名前: ヤード アティ @ 投稿日: 2003/08/28(木) 22:06
- 楽しき学舎 〜My Dear Teacher〜
アティ:だからね、スバル君
割り算っていうものは
必ず、割り切れるもの
じゃなくて・・・
スバル:でも、きちんと
半分にしなかったら
ケンカになっちゃう
じゃないか?
マルルゥ:そうですよう!
5個のダリマの実を
3人で分けるのなら
中の実の数まで数える
べきなのです!
アティ:いや、そういう問題
じゃなくてね・・・
うーん・・・
パナシェ:先生、ここの計算って
これで合ってますか?
アティ:ごめんね
パナシェくん
もうちょっとだけ
待って・・・
ヤード:パナシェくんのほうは
私が見ておきますよ
アティ:ありがとう
ヤードさん
助かります
ヤード:見せてくれるかな?
パナシェくん
パナシェ:うん、ヤード先生
よろしくお願いします
ヤード:それにしても、子供たちと
いうのは、本当に元気なもの
ですね・・・
アティ:振り回されることも多くて
大変じゃないですか?
ヤード:ええ、まあ・・・
ですが、それが楽しくも
あるわけですからね
アティ:苦労したぶんだけ、生徒たちの
がんばりを見ると、うれしく
なっちゃうんですよね
そういう喜びがあるから
先生って、やめられなく
なるんですよねえ・・・
ヤード:ゲンジ校長が言っていた
とおりですよ、本当に
アティ:次の季節の巡りからは
他の子供たちも、学校に
来るかもしれないよ
ヤード:本当ですか?
アティ:うん、ユクレス村や風雷の郷の
お母さんたちが、ミスミさまに
お願いしに来てるんだって
そうなったら、ヤードさんにも
ひとつのクラスを受けもって
もらわなくちゃね
ヤード:うれしいですが・・・
不安でもありますね・・・
貴方のように、生徒たちと
しっかりとした信頼関係を
築けるとよいのですが
アティ:だいじょうぶですよ!
教え方なら、ヤードさんのほうが
私より上手なんだし・・・
最初から、満点をとろうと
しなくても、すこしずつ
学んでいけばいいんだから
生徒たちと一緒に、ね
ヤード:そうですね・・・
- 31 名前: ヤード アティ @ 投稿日: 2003/08/28(木) 22:07
- アティ:でも・・・
まさか、ヤードさんが
この島に残ってくれるとは
思わなかったなあ
ヤード:そんなに意外でしたか?
アティ:ええと、ほら・・・
前に言ってたでしょう?
自分の学んできた召喚術を
弟子に伝えて、正しく使って
もらうんだって・・・
ヤード:無論、その思いは今でも
変わってはいませんよ
ですが、そのためにはまず
私自身が、師としてのあり方を
学ばなくてはいけませんから
こうして、ゲンジ校長や
貴方に師事して、勉強させて
もらうことにしたんです
アティ:そっか・・・
ヤード:それに・・・
ここには、貴方がいますしね
アティ:ヤードさん・・・
ヤード:生まれて初めて、心から
好きになれる女性と、出会う
ことができたんです
そう簡単に、あきらめたり
するつもりはないですよ
アティ:えっと、その・・・
約束した、答え・・・
ヤード:無理に言葉にしなくたって
いいんですよ・・・
今のままでも、私は充分に
幸せなんですからね
アティ:私も・・・
幸せですから・・・
ヤード:だったら、それでいいじゃ
ありませんか?
ヤード(ボイスのみ):貴方のその笑顔が
私の心の闇を消し去ってくれたんです
本当に、ありがとう・・・
- 32 名前: 15話 レックス霊 ナップ 投稿日: 2003/08/30(土) 14:47
- ヤッファ
「なあ、そろそろいいんじゃねえのか?」
マルルゥ
「ダメですよう!まだ、おあずけです」
スバル
わかっちゃいるけどさ うう・・・っ」
アルディラ
「この、いかにもおいしそうな匂いがたまらないのよねえ」
ミスミ
「まったくじゃこれそこ鍋の醍醐味というもの・・・」
クノン
「はしたないですよ?おニ人とも・・・」
ファリエル
「あはははは・・・」
ゲンジ
「結構なことじゃわい
食い気があるのは健康な証拠だからな」
オウキーニ
「・・・よっしゃ!この塩梅なら、そろそろ食べごろでっしゃろ!」
パナシェ
「やったーっ♪」
フレイズ
「その前に、まずは乾杯といきましょう」
キュウマ
「では・・・レックス殿がこの島に、帰ってきたことを祝して・・・」
一同
「かんぱぁ〜いっ♪」
レックス
「ありがとう、みんな」
- 33 名前: 名前欄直し忘れです。・(ノД`)・。レックス アルディラ A 投稿日: 2003/08/30(土) 14:49
- アルディラ
「それで、家庭教師の仕事は結局、どうなったの?」
レックス
「うん、おかげさまでナップはは無事に合格できたよ」
アルディラ
「よかったわね・・・」
レックス
「保護者として、入学式にも参列してきたんだけどさあの子、新入生の総代として挨拶することを俺に内緒にしていたから、驚いたよ」
アルディラ
「へえ・・・すごいじゃない」
レックス
「立派に挨拶を読み上げるあの子の姿を見てたらさ
なんか、昔の自分の姿を思い出してちょっとだけ
泣けちゃったなぁ…」
アルディラ
「私も、見たかったわね
その時の様子・・・」
レックス
「長期休暇になったら
こっちに遊びに来るから
よろしくだってさ」
アルディラ
「楽しみね・・・
クノンも、きっと喜ぶわ」
レックス
「その頃には、カイルたちも
また、島に顔を出すって
言っていたから・・・
よかったら、アルディラも
工船都市まで、一緒に迎えにいかないか?」
アルディラ
「え、でも・・・」
レックス
「剣の持ち主である、俺が
一緒なら、島の外に出ても
不自由はないんだろう?
見てほしいんだよ
俺たちが暮らしてきた
海の向こうに広がってる
色んな場所をさ・・・」
アルディラ
「レックス・・・」
レックス
「きっと、楽しい旅になる
はずだからさ?」
アルディラ
「そうね・・・
ちょっと不安だけど・・・
でも、貴方が一緒だったら
悪くないかもね・・・」
レックス
「だけど、こうして星空を
見あげていると、すごく
実感できるよ・・・
本当に、俺・・・
帰ってきたんだなあ、って」
アルディラ
「それは、私たちだって
同じことよ
貴方が帰ってくるのを
みんな、本当に楽しみに
待っていたんだから」
レックス
「歓迎会のはしゃぎっぷりを
見れば、よくわかるよ
放っておいたら、みんな
朝まで、騒いでそうな勢い
だったもんなぁ・・・」
アルディラ
「酔い潰れた男連中の世話で
クノンも、てんてこまい
だったものねえ」
レックス
「あとで、様子を見に
いってあげようか?」
アルディラ
「そうね・・・
もう少し後でなら、ね?」
レックス
「・・・だな」
アルディラ
「それにしても・・・
仕方がないこととはいえ
随分と待たされたわ
そのぶんの埋め合わせは
これから、きちんとして
もらわなくちゃね?」
レックス
「わかってるさ
学校も、早く再開したいし
ジャキーニさんに任された
畑の世話だってしなくちゃ」
アルディラ
「がんばりすぎて、また
倒れちゃうのはダメよ
ずっと、ここで暮らすのなら
慌てる必要なんてないわ
そうでしょう?」
レックス
「でもさ、ずっと楽しみに
してたから、つい、はりきり
たくなっちゃうんだよなあ
うーん・・・
早く、明日にならないかなぁ」
アルディラ
「ふふふっ、やっぱり貴方は
ちっとも変わっていないわね
そういうところが
好きよ・・・」
レックス
「アルディラ・・・」
アルディラ
「ずっと、不安だったわ
本当に帰ってきてくれるのか
心配で、怖かった・・・
待ち続けるって日々には
つらい思い出ばかりしか
無かったから・・・」
レックス
「ごめん・・・」
アルディラ
「いいのよ・・・
こうやって、ちゃんと
約束を守ってくれたから」
レックス
「ハイネルさんの前で
約束したからね
君と俺、二人で一緒に
幸せになるって・・・」
アルディラ
「うん・・・
もう、待つことだって
こわくなんかないわ
貴方のこと・・・
信じてるから・・・」
レックス
「アルディラ・・・」
アルディラ
「おかえりなさい・・・
レックス・・・」
ずっと側にいてね
貴方がいてくれるなら、そこが私にとっての楽園なんだから
- 34 名前: アティ ナップED@ 投稿日: 2003/08/31(日) 22:00
- 楽しき学舎 〜My Dear Teacher〜
アティ:だからね、スバル君
割り算っていうものは
必ず、割り切れるもの
じゃなくて・・・
スバル:でも、きちんと
半分にしなかったら
ケンカになっちゃう
じゃないか?
マルルゥ:そうですよう!
5個のダリマの実を
3人で分けるのなら
中の実の数まで数える
べきなのです!
アティ:いや、そういう問題
じゃなくてね・・・
うーん・・・
パナシェ:先生、ここの計算って
これで合ってますか?
アティ:ごめんね
パナシェくん
もうちょっとだけ
待って・・・
ナップ:こっちの方は俺に任せてくれよ
(ここは確認し忘れてうろ覚えなので台詞ちょっと違うかも・・・)
アティ:ありがとう、ナップ助かります
ナップ:ほら、見せてみろよ?
パナシェ:うん、ナップ先生よろしくお願いします
ナップ:明日の書きとり試験の問題こんなカンジでどうかな?
アティ:そうだね・・・こことか、ここの部分とかちょっと難しくない?
ナップ:うーん・・・試験の問題作りってさ結構、大変なんだなあ
アティ:簡単すぎると意味がないし
難しいと、みんなのやる気がなくなっちゃうものね
ナップ:試験を受ける立場の時は生徒にばっかり苦労させて!
とか、思ってたけどさ
受けさせる立場のほうも問題作りや、採点なんかで
苦労してたんだよなあ
アティ:でも、そのぶんだけ生徒たちの頑張りを見てると
うれしくなるでしょ?
ナップ:うん、それは言える!
マルルゥが、かけ算を暗唱できるようになった時は
ホント、うれしかったし
アティ:そういう喜びがあるから先生って、
やめられなくなるんですよねえ・・・
ナップ:ゲンジ校長が言っていたとおりだったよなあ
アティ:次の季節の巡りからは他の子供たちも、学校に
来るかもしれないよ
ナップ:ホントに!?
アティ:うん、ユクレス村や風雷の郷のお母さんたちが、ミスミさまに
お願いしに来てるんだって
そのためには、私達ももっと、がんばらないとね
ナップ:よーし、それまでには、オレも見習じゃなく、
一人前の先生になってやるぞ〜っ!
アティ:その意気、その意気♪
- 35 名前: アティ ナップED@書いた者 投稿日: 2003/08/31(日) 22:03
- あげてしまいました、すみません。
とりあえずアティのナップEDがまだ書かれてないようなので書かせていただきますね
- 36 名前: アティ ナップEDA 投稿日: 2003/08/31(日) 22:25
- アティ:だけど、こうして星空を見上げていると、
すごく実感できるね・・・
本当に、私たち・・・帰ってきたんだなあ、って
ナップ:うん・・・それは、オレも同じだよ
不思議だよなあ
軍学校の宿舎でさ、さみしくなっちゃった時、
真っ先に思い浮かんできたのは
マルティーニの屋敷じゃなくて、
ここのことばかりだったんだよな・・・
アティ:そっか・・・
ナップ:あ、でもさ!
家のこと、どうでもいいって思ってるワケじゃないぜ
オレの考えに賛成してくれたオヤジには、
ものすごく感謝してるし・・・
アティ:やりたいことをやりなさい
・・・そう言って、笑顔で送り出してくれたものね
ナップ:いつか、なんらかの形で
ちゃんと親孝行しなくちゃダメだなって思ってる
軍人としてじゃなくても先生として、立派になることで・・・
アティ:うん・・・
えへへ、実はね・・・私も、君と同じだったんだよ
ナップ:先生も?
アティ:つい、ここでの暮らしのこと思い出しちゃって、
ぼんやりしてばかりだった・・・
ナップ:もしかして、話しかけても返事してくれなかった時って全部???
アティ:え? あ、あははは・・・
ナップ:ちぇっ、しょうがないなあ
まあ、そうなっちゃうだけのたくさんの思い出、
ここにはあるんだもんな・・・
アティ:ええ、その中でもこうやって、君と二人で
この島で見た星空には特別な思い出が、いっぱいありますしね
ナップ:うん・・・
アティ:楽しい時も、苦しい時もこんなふうに、
星たちと月の光に見守られて
たくさん、たくさんお話してきたんですもの
ナップ:一緒に帰ってくるって約束した時も、
こんなふうに星がきれいだったっけ・・・
アティ:約束、守れてよかったよねお互いに・・・
ナップ:うん・・・
まだまだオレは子供だし
色々、迷惑かけちゃうかもしれないけど・・・
いつかは、アンタと同じくらい立派な先生になるからさ
だから・・・先生・・・
これからも、よろしくご指導、お願いします!
アティ:うん・・・
こちらこそ、よろしくねナップ・・・
ナップ:へへへ・・・
(音声のみ)
やっぱりアンタに出会えてホントによかったと思う
大好きだよ先生
- 37 名前: 宿業(カルマ) レックス ウィル 鬼獣ルート 投稿日: 2003/09/25(木) 15:13
- ウィル(大人):それっきり・・・
あの人は僕らの前から
姿を消した・・・
誰よりも、優しくて
そのせいで、傷ついて
それでも、最後まで
みんなを守ってくれた人を
僕は、けして忘れない
そして・・・
まだ、信じているんだ
いつの日か、きっと
僕は、届けに行くよ
この島のどこかにいる
あの人のもとへ
あの人の忘れていったもの
大好きだったものを
もう一度、手渡すために
だから、その時には・・・
帰ってきてくれるよね、先生・・・(ボイスのみ)